青木病院

精神科、児童精神科、老年精神科、
心療内科、内科、小児心療科

ゴーグルを外して、目の前の○○さんを「みる」

社会的には、新型コロナウイルスの脅威が一時期より下がっています。

新規感染者数が下げ止まったというニュースもありますが。

青木病院では、

院内の感染防止委員会を中心に、その都度状況に合わせた検討がなされ、

皆さまが安心して治療に専念できるよう、日々、感染防止対策に努めております。

 

心理室では、

マスクに加え、およそ1年半ほどゴーグルの装着をして業務を行っておりましたが、

このたび院内の感染対策状況に合わせ、外来業務においてはゴーグルを外すこととしました。

 

そもそもカウンセリング(心理面接)をはじめとする心理業務では、

心理士は自分たちの顔を覆うことを極力避けたいと思っています。

患者さんと相対するときに、

自分(心理士)がどんな表情をしているのか、

患者さんが見ようと思えば見られる状況にしておきたいからです。

患者さんと可能な限り、心と心で触れ合うことを追求するのに、

(患者さんに心をみせてもらおうとするのに)、

自分たちの心構えが大事だと思っているのです。

(いつの日か、マスクも外してよい日がくることを願いますが、遠そうですね。)

 

さて前置きが長くなりましたが、

私たちは今日からゴーグルを外して、

「担当する目の前の○○さん」に相対することになります。

 

私は○○さんをもう少しよく「みる」ことができるでしょうか。

○○さんは私をもう少し近くに感じることができるでしょうか。