青木病院

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不全感を胸に抱いて明日へ持っていく

集団精神療法の第9クールが終わりました。

祭の後のような、

旅行の帰り道のような、

そんな気分です。

 

参加された皆さん、お疲れ様でした。

いろいろな思いが混じりながら、それぞれ帰っていったのではないでしょうか。

こうしたグループワークは「合う合わない」がありますが、

最後まで頑張って参加された方々みなさんに、何らかの収穫があったことを願います。

 

グループをやっていると(参加していると)、

あのとき、グループのなかでああ言えばよかった。

あのとき、あの人の様子の変化に気がつければよかった。・・・

そんな不全感がいつもあります。

グループのなかでどんなに充実した体験をしても、何らかの不全感はいつもあります。

 

胸に小さなトゲがささっているような感じ。

 

そしてまたグループに参加します。

その「トゲ」(不全感)は気持ちよいものではないですが、

たぶん必要なものなんだと思って、胸に抱いて明日へ持っていくことにしています。

参加された方に、ちょっとおすすめです。

グループに出ていない方の日常生活でも、ちょっとおすすめです。

 

さて、

心理室のグループワークは、

次はDPP(うつの再発予防プログラム、認知行動療法グループ)の第23クールです!

いよいよ日程が決まりました。(お待たせしました。)

近日中に、このブログでも案内します。